コロナ下で時差出勤中なので、
朝、すこし時間のゆとりがあります。
そこで、本を読んでいます。
とは言っても1冊をじっくりではありません。
現在は7冊の本を並行して読んでます。
それも、ジャンルがそれぞれ違うものばかり。
なんで?
部屋で座って1冊をずっと読んでいると……
「眠くなる」
飽きやすい性格なので一つのことが続かないのです。
現在、教養のため通勤の電車で読み進めている『聖書』。
また、楽しみのために寝る前にベッドで読む小説類。
並行読書の一端かもしれません。
でも自分の中では別物です。
並行読書は楽しみながら行う勉強方法というとらえ方です。
並行読書は私の独創ではありません。
先達のお手本があるのです。
成毛眞さんの『本は10冊同時に読め!』がそれです。
成毛さん、マイクロソフトの社長をつとめた方です。
もう10年以上前に読んだので細かい内容は忘れましたが。
記憶に残っている内容は大体次のようなものです。
「本には、山もあれば谷もある。
面白いことがずっと続くとは限らない。」
「興味が薄れたり、飽きたらいったん違う本を読むのがよい。
また飽きたらさらに違う本を読む。
そのうち、元の本に戻る気持ちが芽生える。」
「場所ごとに違う本を置いておくのもよい。
書斎、居間、ソファ、トイレ、寝室……」
「読む場所を変えてみる。電車で読む。山でも読む。旅で読む。」
「このような方法で効率よくたくさんの本が読める。」
ご自分も実践されているそうです。
私の話に戻ります。
何冊かジャンル違いの本を読んでいます。
ジャンルが違うほうがいいのです。
時間割で考えてみてください。
小学生にとって「算数、国語、理科、社会」と
「算数、算数、国語、国語」とどちらの時間割が適切でしょうか。
とはいえ、朝の出勤までの時間なので1冊平均5分程度です。
1日本一冊当たり普通2~3ページ、多くても数ページ。
そんな細切れで、内容が頭に入るの?
もっともな疑問です。
でも心配ご無用。
ヒトの脳は断片をうまくつなげるものです。
昨日読んだ続きですから多少は記憶も残っています。
受験勉強ではありませんので気楽にやるのが大事。
区切りをなるべく細分化した構成の本を選ぶのもコツです。
1テーマ見開き1ページのような。
今読んでいる本のジャンルと理由をご紹介します
1.数学の読み物:数学はとても素敵だが、本格物はムリだから
2.雑学本:知らないことを知って「へー」とか「ほー」とか驚きたいから
3.フランス語テキスト(初心者用):フランスが「マイブーム」だから
4.歴史の読み物:歴史には興味もあるし、人生のためになりそうだから
5.古典文学:自分のルーツ、日本と日本人とをより深く理解したいから
6.経済本:世の中を動かしているいちばんの要素は何といってもお金だから
7.思想・哲学:論理的な考え方を身につけたり、深く物事を考えるために
以上が、私の「フラグメンタリー勉強法」でした。
お読みいただきありがとうございました。