にっきにゃっき日記

あまり決めずにいろいろ書いています。気が向いたら覗いてください。うれしいです。

「身死して財(たから)残ることは……」徒然草に見る「断捨離」

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遺産を巡って家族がいさかいを起こすのはよくあること。

 

「『我こそ得め』などと言ふ者どもありて、跡(あと)に争いたる、様あし」と徒然草にあります。(第百四十段)

今も昔も「自分にはもらう権利がある」などと主張する者が現れる。

 

そこで法師は「生けらむうちにぞ譲るべき」(生前に譲渡しておく)のがよいと続けています。

現代、生前贈与には法的な限界もあるようですが。

 

では、どうすればよいのか。

「朝夕なくてかなはざらむ物こそあらめ、その外(ほか)は何も持たでぞあらまほしき」

日常不可欠の品々はあってもよいが、そのほかには何も所持しないのが理想的なのである、ということです。

実際はそうもいかないことが多いですが。

 

徒然草』は私たち世代の生き方の指南書です。なるほどと考えさせらることが多いです。

 

原文と現代語訳は、角川書店「ビギナーズ・クラシックス」の『徒然草』から引用させていただきました。

ツバメの巣、温かく見守りたい。

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世の中、ひどいことをする人もいるもんだと先日思いました。

というのも、自宅の近くにツバメが巣を作ってつがいで出たり入ったりしているのを見ましたので、いつかわいいヒナが誕生するかなと楽しみにしていたのです。

その巣が、先日壊れていたのです。

 

下に散乱した残骸を見たぎりでは、卵やヒナはいなっかたのが不幸中のさいわいです。

自分でしたとは思えないし、他の鳥やけもののしわざとも思えない。

ということは誰かが意図的にしたことです。

子供のしわざならもっとぐちゃぐちゃになったでしょう。

ということは、おとなが棒や傘の先などでしたことです。

 

確かに、野鳥のフンやゴミは人間には少し迷惑ですが大目に見て暖かく見守るものだと思います。

また、ツバメが巣を作ると幸運を呼んでくるともいわれます。

たとえ迷惑していてもちゃんとルールを踏まえて役所に駆除の申請などをするのが人の道です。

 

「ツバメなどの巣を勝手に壊すと『鳥獣保護法』により、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられます」という文章を誰かが貼っていました。

こわした張本人がこれを見て二度と同じことをしないように祈ります。

 

その後、巣は修復されて元の状態に戻っています。

ツバメさん頑張りましたね!

 

安心して産卵と子育て、巣立ちまでできるよう私も見守っています。

『戦争と平和』を読もうか迷っている方へ

 

読もうかどうか迷っている方ぜひお読みください。お勧めします。

おこがましくて恐縮ですが、少しアドバイスをさせていただきます。

 

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・登場人物の簡単な説明やロシアの当時の地図などの資料をそろえておくと理解しやすく迷子になりにくいです

・長編なので我慢も必要です(トルストイ節(戦争論)が少しくどいところなど)

・現代の読者には理解しにくいことがあります(戦争の陣形や地形・スケール感、貴族社会の把握など)

・その代わり、忘れられない美しい場面もあります(なにがとはあえて言いません)

ドストエフスキーの長編『カラマーゾフの兄弟』などと比べると読みやすかったです。

・というのも、宗教色がドストエフスキーほどには強く出ていなかったです。日本人にはなかなか理解が届かないところがありますから。

 

読んだきっかけは、アマゾンのキンドル端末を購入して無料で読めるアンリミテッドで古典文学を渉猟したことです。

買った最初のころは特に決めず古典文学の目についたものから初めて、そのうちフランス文学が面白くなってメインに楽しむようになっていきました。

文豪と呼ばれる作家からそこまで有名ではないひとの作品まで。実際に本を買っていたら数万円単位になっていたでしょう。それが、まあただで楽しむことができて満足です。

フランス文学の名作と呼ばれるものをおおむねを読んでからは、長編小説にも欲が出てきました。

いつかは読みたいと思いながらもついつい億劫になって手をこまぬいていた『戦争と平和』。「世界文学の最高峰」とか「登場人物が数百人」などと巷間いわれています。今まで読まなかったわけはそのあたり。

そして時間がかかる。次にお金、文庫であっても全巻そろえると数千円の高額になる。場所も。繰り返しは読まないだろうし。もし途中で挫折すると癪だし!など。

でも、この年齢になると残りの人生をつい意識してきます。若いころは未来が永遠に続く気がしていたのに。それで思い切って最初文庫を買って読み始めました。全巻読んで並べたら壮観だし、読んだ感満点、ちらちら眺めてニヤリとほくそえむ……<読んだで。どや!>なんて。

はっきり言って、文庫の不親切さには閉口しました!登場人物の簡単な説明や地図などもありません。今まで版を重ねていながら何とかならなかったのか、不思議です。

まず、同一人物が場面によって異なる呼び方をされるのに戸惑いました。ロシア人には本名以外に愛称があるし、人物相互にファーストネームで呼んだり、ミドルネームで出てきたり、貴族階級の侯爵や男爵、軍人の将軍や大佐など肩書で登場したり。慣れないうちは、あれ、これってだれのこと?混乱してきました。

そこで、途中からキンドルに替えました。正解でした。リンクをタッチすれば脚注や、小説内の関連文脈が複数表示されるので、ああそうか!と納得。

それでもやはり、人物の相関図はキンドルにもないし、地図はあっても読みにくかったりしますので、ネットなどから印刷したものを手元に置いたほうが良いです。

 

みなさまに私の読書体験がご参考になれば幸いです。

 

オーディオシステムのさらなる「断捨離」へ

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オーディオシステムの「断捨離」勢いがやみません。

昨年の秋に、それまでのオーディオ・システムを大幅に入れ替えしました。

が、最近またさらに「断捨離」を進めました。

スピーカー:SPENDOR→→→昨秋、DALIに買替→→→変更なし

プリメインアンプ:LUXMAN→→→昨秋、TEACに買替→→→Pioneerに統合

CDプレーヤー:SONY→→→昨秋、TEACに買替→→→Pioneerに統合

ネットワークオーディオプレーヤー:ONKYO→→→変更なし→→→Pioneerに統合

アナログプレーヤー:DENON→→→昨秋、売却

アナログレコード→→→昨秋、売却

結局、現在のオーディオシステムは、

スピーカー:DALI Royal Tower

ネットワークCDレシーバー:Pioneer HM86

流れは、重厚・ヴィンテージ・アナログ嗜好→→→昨秋、軽少・エントリークラス・ディジタル志向「断捨離」→→→今回、シンプル志向「超・断捨離」

愛着のあるスピーカー+優秀なレシーバーのシンプルな組み合わせに満足です。

昨秋形成したシステムには愛着もあったのですが、もっとシンプルにしたいという勢いには逆らえませんでした。

HM86は、価格的にはエントリークラスの製品です。パワー不足ではないかとの不安もありましたが、実際に導入したらNET情報通りの音質とパワー感の優秀機でした。P.BASS機能が便利で、音量を絞ったときも音痩せしないのがいいです。

アンプとCDプレーヤーとネットワークプレーヤーが統合されしかも、幅30cm足らずのコンパクトな筐体なのです!本棚の上に置いています。

部屋がスッキリ広くなりました。

 

はてな?なるほど!

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何か転がってる?

 

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ムーミンの立体パズルでした!

 

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耳の小さいゾウ?

 

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いいえ、鉛筆削りでした!

 

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あやしいハコ?

 

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いいえ、ペーパーナノ「ピアノのある部屋」を仕込んだハコでした!

 

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何者じゃ?

 

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オイルヒーターさんでした!

 

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あっ、たおれる―

 

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ほぉ、戻った!

オーディオシステムの入れ替え

お題「#この1年の変化

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昨年の秋に、それまでのオーディオ・システムを大幅に入れ替えしました。

 

スピーカー:SPENDOR→→→DALIに買替

プリメインアンプ:LUXMAN→→→TEACに買替

CDプレーヤー:SONY→→→TEACに買替

ネットワークオーディオプレーヤー:ONKYO→→→変更なし

アナログプレーヤー:DENON→→→売却

アナログレコード→→→売却

総合すると:「断捨離」

重厚・ヴィンテージ・アナログ嗜好→→→軽少・エントリークラス・ディジタル志向

 

旧システムには愛着もあったのですが、

実は、昨年腰を痛めて重いものを持ち上げたり動かしたりが苦手になったのが大きな理由です。

もう一つ、アナログレコードの保管場所に困っていたのもありました。

ただし、こちらも愛着があったので処分にはかなり迷いがありましたね。

 

その結果については……まあまあ満足です。

旧機材の売却でほぼまかなえたので買い替えの費用はあまりかかりませんでした。

スピーカー以外はエントリークラスの製品ですが、NET情報通りなかなかいい音がします。

全体に小ぶりになり重さも半減しました。

 

また、アナログレコードの処分についてもあまり後悔はありません。

もともとアナログは取り扱いに手間がかかりましたし。

その奥深さ故、機材に費用が掛かりましたし。

 

普段はネットワークプレーヤーで気軽にきいて、時間があるときはCDプレーヤーできいています。