「身死して財(たから)残ることは……」徒然草に見る「断捨離」
遺産を巡って家族がいさかいを起こすのはよくあること。
「『我こそ得め』などと言ふ者どもありて、跡(あと)に争いたる、様あし」と徒然草にあります。(第百四十段)
今も昔も「自分にはもらう権利がある」などと主張する者が現れる。
そこで法師は「生けらむうちにぞ譲るべき」(生前に譲渡しておく)のがよいと続けています。
現代、生前贈与には法的な限界もあるようですが。
では、どうすればよいのか。
「朝夕なくてかなはざらむ物こそあらめ、その外(ほか)は何も持たでぞあらまほしき」
日常不可欠の品々はあってもよいが、そのほかには何も所持しないのが理想的なのである、ということです。
実際はそうもいかないことが多いですが。
『徒然草』は私たち世代の生き方の指南書です。なるほどと考えさせらることが多いです。
ツバメの巣、温かく見守りたい。
世の中、ひどいことをする人もいるもんだと先日思いました。
春はどこまで?
小さな春はいまどこにいますか?
土手ふむ足のしたに
少し遅れてきた風に
まだ硬い木の芽のうちがわに
たぶん、ぼくたちのこころの中にも……
オーディオシステムの入れ替え
お題「#この1年の変化 」
昨年の秋に、それまでのオーディオ・システムを大幅に入れ替えしました。
スピーカー:SPENDOR→→→DALIに買替
ネットワークオーディオプレーヤー:ONKYO→→→変更なし
アナログプレーヤー:DENON→→→売却
アナログレコード→→→売却
総合すると:「断捨離」
重厚・ヴィンテージ・アナログ嗜好→→→軽少・エントリークラス・ディジタル志向
旧システムには愛着もあったのですが、
実は、昨年腰を痛めて重いものを持ち上げたり動かしたりが苦手になったのが大きな理由です。
もう一つ、アナログレコードの保管場所に困っていたのもありました。
ただし、こちらも愛着があったので処分にはかなり迷いがありましたね。
その結果については……まあまあ満足です。
旧機材の売却でほぼまかなえたので買い替えの費用はあまりかかりませんでした。
スピーカー以外はエントリークラスの製品ですが、NET情報通りなかなかいい音がします。
全体に小ぶりになり重さも半減しました。
また、アナログレコードの処分についてもあまり後悔はありません。
もともとアナログは取り扱いに手間がかかりましたし。
その奥深さ故、機材に費用が掛かりましたし。
普段はネットワークプレーヤーで気軽にきいて、時間があるときはCDプレーヤーできいています。